2008年04月03日

建築・都市デザイン=不動産投資 →金融資産投資

「投資」
(1)利益を得る目的で、資金を証券・事業などに投下すること。 「新事業に―する」
(2)〔経〕〔investment〕生産者の実物資本の増加分。設備投資・建設投資・在庫投資の三種に分類できる。資本形成。 ( dictionary.goo.ne.jp ) ( ja.wikipedia.org )

'invest'
6. to put (money) into business, real estate, stocks, bonds, etc. for the purpose of obtaining an income or profit ( yourdictionary.com )

建築デザインや都市デザインは、なんだかんだ言っても、要するに不動産投資である。 
発注者は、何らかの利益を期待するからこそ、仕事を依頼して、お金を支払うわけである。 

個人住宅ならば、その利益は、夢の実現、気持ちの良い空間、安全性、などの、どちらかと言うと定性的な利益であるが、商業建築や生産施設の場合は、まさに金額がはっきりと見えてくる定量的な利益となる。 
しかも、その投資金額は、そんなにかわいらしい数字ではないため、かなり気合のいる投資だと言えよう。 

さて、何か物事を深く理解しようとする場合、その上位概念について学習することがその常套手段だと思う。 建築・都市デザイン=不動産投資、の本質を理解する上で、「投資」の学習、とりわけ株式や債券などの金融資産投資について学習することが効果的な気がする。

お金は今や紙幣や硬貨などの実体のあるものではなく、インターネットバンキングやSUICA/ICOCA/PiTaPa、株券の電子化など実体のない電子のパルスに変わりつつある。
この実体のないもの、あるいは実体の見えにくいものに対する投資が、金融資産投資だと考える。 

しかるに、不動産投資はどこまで行っても、実体あるものと結びついている。 見える、触れる、動かせない、という不動産の特性に対して、金融資産には、見えない、触れない、動かせる、という特性がある。 そう考えると、金融資産投資は、不動産投資の補完概念だと言えなくもない。 

そこで、しばらくの間、金融資産投資と不動産投資という観点から 建築・都市デザインという分野を観察してみたいと思います。

再開です。 少しお休みしすぎちゃった。 

投稿者 Kohei_Kashimoto : 2008/04/03 Thu 12:47

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