2009年04月23日

関大 建築設計製図D 「地区再生」 第3.5回 2009/04/22 wed

関西大学 工学部 建築学科 3年生 建築設計製図D 
 火曜日 3・4・5限 (13:00-14:30, 14:40-16:10, 16:20-17:50)

13:00-13:20 過去の実測図例紹介。
13:20-14:20 何を実測するかについて話し合う。決める。
       実測したら楽しそうなものは何か?
14:20-14:30 調査報告書のページ構成について(土井)
14:30-15:00 来週までにやること再確認
15:00-19:00 実測調査 or 街歩き

■メモ
 歩いた。。 万歩計によると1日で20,306歩、歩いていた。たぶん、街歩きだけだと15,000~16,000歩、10km前後かな。 くったくた。
 元々は「楽しくみんなで街歩きの日」というコンセプトだったが、前日に言い忘れていた実測調査と実測図作成の話をしたとたん、みんなの表情が固まりだし、いっそのこと今日実測しに行ってしまおうという流れになる。結果、街歩きチームは、樫本+女子3名。
 お墓、キリスト正教会、神社、お寺、神社、祠、地蔵、寺、神社、怪しげな寺、お墓、寺、祠、地蔵、祠、地蔵、祠、祠、祠、寺、を確認する。時間が足りず、新興系のものまでは回れなかったが、仏教・神道・キリスト教だけでも、こんなにバラエティに富んでいるのかという驚きがあった。特に、旧吹田村・南高浜町の祠群は、一家に一台とは言わないまでも、各家が競い合って建てたのではないかと思われるくらいの密集ぶり。道路脇に建っていても電源は各戸から供給されていた。 深いぜ、都市空間。

http://kashimoto.jugem.jp/

投稿者: Kohei_Kashimoto 2009/04/23 Thu 16:41 | コメント (0) | トラックバック (0)

関大 建築設計製図D 「地区再生」 第3回 2009/04/21 tue

関西大学 工学部 建築学科 3年生 建築設計製図D 
 火曜日 3・4・5限 (13:00-14:30, 14:40-16:10, 16:20-17:50)

13:00-13:15 オープニング・各自PCのネットワークセッティング。
13:15-13:40 対象地区内の宗教施設の立地と全体像発表(山口)
13:40-14:30 レポート2の発表(各自)
 休憩
14:40-15:30 最終調査報告書のページ構成、について(Group Discussion)
15:30-16:30 目的・方法・用語の定義、について(Group Discussion)
16:30-17:00 目的・方法について(樫本解説)
17:00-17:10 レポート1返却と解説、紹介
17:10-18:00 各自作業(明日の街歩きルート設定、スキャン、他)
18:00-18:10 クロージング
18:10-18:50 あっ!実測図の説明忘れてた。(授業後、数人と話合い。)
18:50-19:20 ジェフリー&中村氏とビール

■メモ 
 いかん。一番重要なことを忘れていた。実測図描かなきゃ意味ないじゃん。翌日は全員で街歩き。現地集合現地解散の予定だったが、教室集合に変更!
 残念ながら、全般的にレポートの質が高くない。密度が薄い、見たまま調べたままを書く、独自の視点がない、考えた痕跡もない。 確かに出題は漠然としたものだった。彼らにすれば、漠然とし過ぎていて何書いたら良いかわからない、という状態だったかも知れないが、漠然としたテーマの中から、自分自身の興味を掘り下げ、考えて調べて書く。 やろうよ。これくらい。
http://kashimoto.jugem.jp/

投稿者: Kohei_Kashimoto 2009/04/23 Thu 14:44 | コメント (0) | トラックバック (0)


2009年04月17日

関大 建築設計製図D 「地区再生」 第2回 2009/04/14 tue

関西大学 工学部 建築学科 3年生 建築設計製図D 
 火曜日 3・4・5限 (13:00-14:30, 14:40-16:10, 16:20-17:50)

13:00-13:15 各自PCのネットワークセッティング。
13:15-13:30 オープニング
13:30-15:10 各自予備調査の発表。
 休憩
15:20-15:40 戦力分析
15:40-16:30 調べるべきことは何か。(グループ・ディスカッション)
16:30-17:00 スケジュール確認
17:00-18:30 戦力配置検討と各自作業

■メモ
 「戦力分析」と言うと大げさに聞こえるかも知れないけれど、フィールドワーク・グループワークに必要なツールの確認です。パソコン持ってる?イラレはインストールされている?イラレは得意?自分でブログを立ち上げたことある?デジカメ持ってる?自転車持ってる?A3/A1の大型スキャナ使ったことある?などなど。
 PC・デジカメは全員持っているようだったが、バラつきが出たのが自転車とイラレ。フィールドワークを行うにあたって、ITを使いこなすことは本質ではないけど、「便利な道具」「時間の節約」という意味では威力を発揮する。特に立地分析ではイラレのレイヤーをフル稼働させて、建物・敷地・街区などをそれぞれ際立たせれば全く違う見え方が出来る。
 スタジオブログの立上げは、うまい具合に今年も一人経験者がいたので任せることにする。http://kashimoto.jugem.jp/ 問題は未経験者に如何に積極的に参加してもらうか。

投稿者: Kohei_Kashimoto 2009/04/17 Fri 15:29 | コメント (0) | トラックバック (0)


2009年04月10日

関大 建築設計製図D 「地区再生」 第1回 2009/04/07 tue

関西大学 工学部 建築学科 3年生 建築設計製図D 
 火曜日 3・4・5限 (13:00-14:30, 14:40-16:10, 16:20-17:50)

13:00-13:30 授業ガイダンス。担当教員紹介。 まち歩きの心得。(岡先生) 
13:30-14:15 地域再生レクチャー(江川先生)  
14:15-14:30 「農山村集落との交流型定住による故郷づくり」紹介
         http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_env/2007gendaigp/index.html
14:40-16:20 各教員、スタジオ毎の調査テーマを発表する。
         藤田、宮崎、馬場、樫本、ムーサス、西澤、の順
16:20-16:50 調査スタジオ分け(各学生が主体的に選択する。各スタジオ21人まで。)
16:50-18:10 スタジオ内ミーティング

18:30-20:30 毎年恒例、ジェフリーと駅前のたこ焼き屋で飲む。

■樫本スタジオ調査テーマ:
 『宗教施設』 (「インフラストラクチャーとしての『宗教施設』」)

■樫本スタジオ:ミーティング内容(16:50-18:10)
・メンバー確認。22人。(携帯写メールで自分自身を撮影して樫本へ送る。)
・質問:「宗教施設」って何?
・翌日(4/8wed)の街歩き&予備調査のための準備。
 ・調査シート作成のため、調べるべき項目の抽出をする。
 ・1/2500の地図から「宗教施設」を一人一箇所(計22箇所)探し出す。
 ・二人一組で2箇所、宗教施設の予備調査に行く。 

■メモ
 ほとんど季節労働者のようなノリになってきたけど、今年度も前期の授業スタート!JR&阪急吹田駅を中心とする3km×3kmのエリアを対象として、前半6週間は「調査」を、後半7週間は「提案」をしましょうというこの課題。学生120人強に対して担当教員は前半後半それぞれ6名。
 授業初めに6人の教員が、どんな調査をしようとしているか、どういったスタジオ運営をしようとしているか、自分は何者か、を話し、学生はそれを聞いて誰に習うかを選択する。1グループ(スタジオ)は最大21名まで。スタジオに分かれた後は各教員が自由に授業を展開する。
 
・テーマ『宗教施設』
 やっちゃった。。。ジェフリーにも言われたけれど、普通は選ばないこのテーマ。
実際、アイディアとして思いついてからも、本当にやるのか?となかなか決断できなかった。 正直言って、日本史、宗教史、建築史、どれをとっても僕自身は得意科目ではない。また、神道・仏教・キリスト・イスラム・ヒンドゥー・その他新興勢力と様々あるわけだが、それらを論ずるにあたって、個々人が持っている先入観から自由になるのが極めて難しそうである。ある種の危険性をはらんだこのテーマをなぜ選んだのか?
 昨年度は『チェーンストア』をテーマに選んで、学生14人と取り組んだところ、かなり面白い調査が出来た。「面白い」というのは、たぶん、漠然と見ていた街の意外な側面がチェーンストアというテーマを通して見えてきたというところだろう。好き嫌いはともかく、今の都市生活を行う上でチェーンストアと無関係でいられるはずがない。その意味では、チェーンストアは都市生活基盤・社会基盤である。 
 この課題の対象地区には旧吹田村と呼ばれるエリアが含まれ、寺や神社が多数存在する。おそらく、その昔これらの施設はこの地区の社会生活基盤として機能していたのだろう。これらの施設の立地や現在の機能を詳細に調べ、実測してみることで、何か今まで見えていなかった街の「構造」が見えてくるかも知れない。この期待感がテーマ選択の理由である。 普段あまり意識していない、見えにくい構造を抽出していくことで、より深く対象地区を把握できると思う。

投稿者: Kohei_Kashimoto 2009/04/10 Fri 16:38 | コメント (0) | トラックバック (0)