2009年04月10日

関大 建築設計製図D 「地区再生」 第1回 2009/04/07 tue

関西大学 工学部 建築学科 3年生 建築設計製図D 
 火曜日 3・4・5限 (13:00-14:30, 14:40-16:10, 16:20-17:50)

13:00-13:30 授業ガイダンス。担当教員紹介。 まち歩きの心得。(岡先生) 
13:30-14:15 地域再生レクチャー(江川先生)  
14:15-14:30 「農山村集落との交流型定住による故郷づくり」紹介
         http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_env/2007gendaigp/index.html
14:40-16:20 各教員、スタジオ毎の調査テーマを発表する。
         藤田、宮崎、馬場、樫本、ムーサス、西澤、の順
16:20-16:50 調査スタジオ分け(各学生が主体的に選択する。各スタジオ21人まで。)
16:50-18:10 スタジオ内ミーティング

18:30-20:30 毎年恒例、ジェフリーと駅前のたこ焼き屋で飲む。

■樫本スタジオ調査テーマ:
 『宗教施設』 (「インフラストラクチャーとしての『宗教施設』」)

■樫本スタジオ:ミーティング内容(16:50-18:10)
・メンバー確認。22人。(携帯写メールで自分自身を撮影して樫本へ送る。)
・質問:「宗教施設」って何?
・翌日(4/8wed)の街歩き&予備調査のための準備。
 ・調査シート作成のため、調べるべき項目の抽出をする。
 ・1/2500の地図から「宗教施設」を一人一箇所(計22箇所)探し出す。
 ・二人一組で2箇所、宗教施設の予備調査に行く。 

■メモ
 ほとんど季節労働者のようなノリになってきたけど、今年度も前期の授業スタート!JR&阪急吹田駅を中心とする3km×3kmのエリアを対象として、前半6週間は「調査」を、後半7週間は「提案」をしましょうというこの課題。学生120人強に対して担当教員は前半後半それぞれ6名。
 授業初めに6人の教員が、どんな調査をしようとしているか、どういったスタジオ運営をしようとしているか、自分は何者か、を話し、学生はそれを聞いて誰に習うかを選択する。1グループ(スタジオ)は最大21名まで。スタジオに分かれた後は各教員が自由に授業を展開する。
 
・テーマ『宗教施設』
 やっちゃった。。。ジェフリーにも言われたけれど、普通は選ばないこのテーマ。
実際、アイディアとして思いついてからも、本当にやるのか?となかなか決断できなかった。 正直言って、日本史、宗教史、建築史、どれをとっても僕自身は得意科目ではない。また、神道・仏教・キリスト・イスラム・ヒンドゥー・その他新興勢力と様々あるわけだが、それらを論ずるにあたって、個々人が持っている先入観から自由になるのが極めて難しそうである。ある種の危険性をはらんだこのテーマをなぜ選んだのか?
 昨年度は『チェーンストア』をテーマに選んで、学生14人と取り組んだところ、かなり面白い調査が出来た。「面白い」というのは、たぶん、漠然と見ていた街の意外な側面がチェーンストアというテーマを通して見えてきたというところだろう。好き嫌いはともかく、今の都市生活を行う上でチェーンストアと無関係でいられるはずがない。その意味では、チェーンストアは都市生活基盤・社会基盤である。 
 この課題の対象地区には旧吹田村と呼ばれるエリアが含まれ、寺や神社が多数存在する。おそらく、その昔これらの施設はこの地区の社会生活基盤として機能していたのだろう。これらの施設の立地や現在の機能を詳細に調べ、実測してみることで、何か今まで見えていなかった街の「構造」が見えてくるかも知れない。この期待感がテーマ選択の理由である。 普段あまり意識していない、見えにくい構造を抽出していくことで、より深く対象地区を把握できると思う。

投稿者 Kohei_Kashimoto : 2009/04/10 Fri 16:38

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