2006年10月10日

京都女子大 空間デザイン実習Ⅲ 「保育所」 第4回

京都女子大学 家政学部 生活造形学科 2年生 空間デザイン実習Ⅲ
 火曜日 4・5限 (14:45-16:15, 16:30-18:00) 

■ 本日は中間発表会! 

■ 発表の方法と順番について。 
各自準備してきている(はずの)A2図面(枚数自由)をホワイトボードに張り出して説明する。 
必要な内容: テーマ、タイトル、コンセプト、イメージ写真、平面図、その他自分の考えを表現するのに有効と思われるマテリアル。 
コメント: 一人の発表につき、学生一人と樫本がそれぞれ気の利いたコメントをする。 
順番: 事前に樫本が準備した順序で発表する。 
 序盤戦: これまで一度もエスキースをしていないグループ。 考え過ぎちゃってるかもグループ。
 中盤戦: 今のところ、いわゆる中間層的なグループ。 ランダムに配置。 
 終盤戦: 今まで割と積極的にエスキースをし、かつ、魅力的な提案になりそうなグループ。 

今まであまり持ってきていない人々は、心配だから早く見たい。 また、3時間もぶっ通しで見ているとこっちも疲れてくるため、最後の方にあまりちゃんとやっていない案が出てくると、キレてしまうかも知れない。 発表する側もすごく気合の入った案のあとに発表するよりは気楽なのではないだろうか。 基本的にランダムに発表し、ランダムにコメントするということになれば、少しは緊張感をもって他人の案も見るのではないか。 最後の方に(おそらく)ちゃんとしている案を集中的に発表させることで、頑張っている案はこんな感じだよと、みんなに伝えられるかも知れない。 
などを考えて順番を決めたが、まあまあ良かったのではないだろうか。 少なくとも僕自身はやりやすかった。 ただ序盤戦に欠席者が多かったのは、当然といえば当然であった。 
以下、メモ。

01. Knm 「SLOW TIME」 イタリア+沖縄、白い壁、赤い屋根、緑の芝生。
02. On 見て見られる空間。建物内部での見て見られるに集中しているのかな。外からは?
03. Kw 「スキップフロアの保育所」 すぐり幼稚園参照。 先週のテーマ「つばさ」から、もう少し具体的な建物形態にもっていけるようなテーマ設定と参照ソースに出会えたみたいで良かった。 
04. Okd 「Children's Space」 UFO、円盤。 図書コーナーはいいんだけど、模型つくらないとわかんないと思うよ。ちゃんと敷地模型も作ってね。 

05. Oik 「FLOWER」 三匹の子豚→環状凸凹平面→。 頑張ってるし、少しづつ良くなってる。 
06. Sj 模型もあるし、いろいろ考えてるみたい。 外部空間や園庭を考えるともっと良くなるのでは。
07. Iu 「アイランド」 割としっかりした3つのブロック編成になっていた。 同じく外部空間やブロックごとのつながり方について考えると良くなるのでは。 
08. Id 腹式呼吸で発声も良く、くっきりはっきりと聞き取りやすく、話もまあまあ面白いんだけど…。なんか作って来いよ。おい。 ホワイトボードにマジックで説明されてもちょっとなぁ。 Fiber Cityの打合せの時にみかんぐみのタルディッツが黒板プレゼンやってたなぁ。そう言えば。 
09. Or スロープ。イメージしている立体空間と平面図に不整合あり。模型で考えてみよう。
10. Kdt 「Kids in Wonderland」アリスの劇を昔やったらしい。 授業の後に持ってきた配置の方が外部空間の使い方がうまくなっていると思う。 
11. Kg まじめに取り組んでると思う。 少しくずれて欲しいかな。 
12. Ks 「つみきの舎」初登場。本当は1番目に発表のはずだったんだけど、遅刻されちまった。○が並んでいる。
13. Kt 「積み木保育園」 学校の出席簿順の近いもの同士って仲良しになったり、それほどじゃなくても似たような雰囲気になったりするもの。「積み木」が並ぶとは思わなかった。こちらは立体的。
14. Kmm ドカンと鳥かご。うーん。コンセプトの説得力と納得感の問題なのかなぁ。 
15. Okm 「KURURI」 円形スパイラルから渦巻き型を期待。 
16. Oi 「おかしの家」 ショートケーキ。立面図、断面図とバリバリ描いてきた。 よーし、もっといけー。
17. Ogt 「no distance」 すでに寸法線までしっかり入った図面を持ってきた。いい感じですすめている。 
18. Od 「こどもの家」 平面の扱いのうまさ・シャープさと、立面スケッチや図面装飾のほのぼの感のミスマッチが素敵。 すでにまとまっちゃってるのが少し残念かも。
19. In 「共生」 どんどん変化・発展している。手が動くというのはやはり一番の美徳だろう。 

■ ポイント 
中間発表なのでとくにそうなのかも知れないが、やってる人とやってない人の差が大きすぎる。 
この差は、設計製図やデザイン実習では、致し方ないものなのかも知れない。 作るプロセスが楽しい・面白いと思える人は、睡眠時間を削ってでもどんどん頑張るが、楽しい・面白いと思えなかった場合、モチベーションを維持するのが困難なのだろう。 ま、こちらに出来ることは、楽しい・面白いと思えるような何かを提供するようベストをつくす事、の一言に尽きる。 
デザインを深化させていくためのテクニックや、技術的な問題に関する知識は自然と身につくはず。

投稿者 Kohei_Kashimoto : 2006/10/10 Tue 15:20

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コメント

お疲れ様です。

1年程前の我々を見ているようで、
なんだか切なくなってきましたよ。

とにもかくにも、
またどこかでセッションでも開催しましょう。

投稿者  ノマス  : 2006年10月16日 01:32

遅くなりましたが、コメントありがとう。
ブルーライオンもありがとう。 愛車はもう治ったのかな? 

投稿者  KK  : 2006年10月21日 20:48

おかげさまで治りました。

ショールームの店員の適当な愛想を見せられて、
入庫日と出庫日が同日な紙切れを見せられて、
清々しい気持ちで店を後にしましたよ。

投稿者  ノマス  : 2006年10月24日 00:17




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