2007年10月23日

京都女子大 空間デザイン実習Ⅲ 「保育所」 第4回 (中間発表会)

京都女子大学 生活造形学科 2年生 
 火曜日 4・5限 (14:45-16:15, 16:30-18:00) 

■ 中間発表会! 

■ 発表の方法と順番について。 
発表順序は基本的にランダム。 一人の発表につき、他の学生一人と樫本がそれぞれ気の利いたコメントをする。 序盤戦は主に今まであまり頑張ってなかった人達が発表。 あとは徹底的にランダム。 学生と僕自身の集中力維持をコンセプトに設計しました。

■ ポイント: 円の特性について   
今年は去年のような童話モデル(不思議の国のアリス、三匹の子豚の家、お菓子の家、等)が見当たらない反面、「自然」をテーマにする人がやたらと多い。 また、形態的には、円形を使う人が多い。特に友達の案に引っ張られているような感じではないだけに、少し不思議。 
保育園や幼稚園という施設は、外部との接触面積が大きい方が望ましい。 子供が外で遊ぶ時の出入りがスムーズになるし、もちろん日照・換気上も有利である。 しかしながら、円という形は、ある一定の面積を形成する閉曲線としては、周長が最小になるものである。 もちろん「円」の扱い方次第で何とでもなる話なのだが、注意が必要だ。

以下、メモ。

01 RK (P13) (C06)
 「全部の部屋に光を」 おーい、頑張れー。 
02 YSa (P07) (C02)
 「五感を刺激」。美術館のような。富広美術館、直島、バルセロナパビリオン。
03 ES (P07) (C15)
 「自然とのつながり」。○○から雲雲へ。牧場を作る。
04 YSi (P16) (C10)
 しゃべくりおもろい。楽しい場所。自然に教育がなされるような場所。トトロ。ジュラシックパーク。分棟型配置。 
05 ASi (P03) (C11)
 「開放的」。扉をなくす。ロッククライミング。遊具。 
06 SS (P05) (C17)
 「地域に開いた」。裏山含めて、田の字プラン。面積が少し心配。
07 ASu (P01) (C12)
 「動く/MOVE&自然」。記念樹を象徴的な位置に置く。 
08 KT (P17) (C07)
 「L字の敷地にS字をもってくる。」 Beautiful! お見事。素晴らしい。
09 RsT (P13) (C08)
 「中と外のつながり」 結構頑張ってるんだけど、ちょっと失速気味かな?
10 ReT (P02) (C14)
 全ての学年が集まる。上の学年の子が下の子を見る。がんばろ-。
11 AT (P18) (C03)
 「子供は遊ぶ」初めての集団生活。分棟配置?
12 MN (P09) (C13)
 「凸凹保育園」 GOOD! 唯一人、A1サイズにまとめてきた。ダイアグラムも分かりやすい。Aldo van Eyck - Orphanageを参照しましょ。
13 YN (P06) (C18)
 「こどもがついやってしまうこと」 ドーム付き。 もう少し空間を具体的にイメージしましょ。
14 AN (P12) (C01)
 エコロジー。地域活用施設。○+つ。軸を振ったので動きが出てきた。
15 NN (P04) (C16)
 「遊べる自然」。かまぼこに見えて仕方がないんだなぁ。
16 MH (P15) (C05)
 ○のコンビネーション。意外とキュートな雰囲気。1/200で模型を作る。あるいは図面を徹底的にしっかり書き込む。じゃないと幾何学的不整合が発生するかも。
17 TH (P11) (C09)
 おっ、なかなか。裏山含めた敷地全体の対角線上に建物を配置して、外部空間を分節。
18 MF (P10) (C04)
 L型敷地の内側頂点を中心に大きな円形平面。円の外側を如何に扱うか。

投稿者 Kohei_Kashimoto : 2007/10/23 Tue 22:26

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