2008年10月21日

京都女子大 空間デザイン実習Ⅲ 「保育所」 第4回

京都女子大学 家政学部 生活造形学科 2年生 
2008/10/21 火曜日 4・5限 (14:45-16:15, 16:30-18:00) 

■内容 
 ・中間発表 part2 (先週お休みだったみなさん)
 ・コンセプトに関するお話
 ・ゆっくりじっくりエスキース(一人10分ずつ程度)

 ちょっとしたことなんだけど、中間発表を出すか出さないかで進行状態は大きく変わる。 頭の中で考えていることをいったん外部化することと、それを他者に見てもらうことで、かなり整理整頓されるのだと思う。 ずっと頭の中だけで考えていても、作品の飛躍的な成長はなかなか望めない。input/outputのバランス、脳の感覚系・運動系バランスが重要。 手を動かしましょう。 かく言う僕自身もこうやって授業内容を書きだすことによって、初めて気づくことが結構ある。日々鍛練。
 
 さて、先週の予告通り、コンセプトを組み立てるということについてみんなで話し合ってみた。 まず一人ずつコンセプト(テーマ・タイトル・キャッチフレーズ)を発表してもらって、それをホワイトボードに書き出す。 緑、森、自然、遊び、つながり、など重複する単語がかなりある。 提案内容を言葉で語ってみると、どうしても似たような言葉になりがちだ。 そもそも「コンセプト」とは何か?を再度考えてみるようにと促す。 大事なことは、深く考えてみるという姿勢と、説明責任を果たすという姿勢かな。

 円形プラン。今年もこれが多い。うーん。。 この課題の敷地で円形プランを成立させようとすると、結構難しいんだけどなぁ。 不思議な傾向。
 
以下、MEMO。

Sat 「緑のある空間」 あれ?高速道路みたいになっちゃった。細部を詰めて見てみると、いろいろと可能性が見えてきた。
Sgmu 中間発表。「建物が遊び場」 建物全体遊具。模型は面白そう。平面を押さえてみましょう。
Sgmo 「積み木みたいな」 建築計画的にオーソドックスで行くか、ラディカルで行くか。コンセプトを如何に理由付けし、拡張するか。
Seo 「遊びの空間」 外構を考えてきた。着実な成長。8の字サーキットにすると、空間の連続性がうまれるよ。
Tak 「行きたくなるような保育園」 こちらもかなりの進展。列柱廊など。
Tuj 「森の抜け道」 エスキースにしては、すごくちゃんとした平面図だった。屋根形状に関するディスカッションを少々。コンセプトとの整合性から考えてみよう。
Tok 「人とのつながり」 平面はより一層洗練されてきている。若干面積オーバー? 断面図、屋根形状、模型、で三次元にもっていきましょう。
Nak 「スキップフロア」 今回は平面図だけだったが、かなり形が洗練された模様。早めに模型で確認しとかないと、落とし穴があるかも。
Nis 「森の熊さん」 フィギュア・アンド・グラウンドの問題はかなり解決されました。くまちゃんは明瞭な「図」なので、「地」の方を魅力的に変化させていきますか。
Hag 中間発表。「自然と融合」 円形平面。もう一声。
Has 中間発表。「脱過保護」 円形平面。もう一声。
Hit 「人工的」 いろいろ話し合った結果、図書館へ走っていった。がんばれ!
Hir 「つながり」 2階は少し楽しげになってきた。トポロジカルに整理してみましょうか。 
Mae 中間発表。「自然と遊ぶ」 人型アメーバー形状。イメージ図あり。良。
Huk (休み)

投稿者 Kohei_Kashimoto : 2008/10/21 Tue 19:00

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