2009年08月26日

関大 建築設計製図D 「地区再生」 第5~12回 2009/05/12~07/14 tue +α

関西大学 工学部 建築学科 3年生 建築設計製図D 
 火曜日 3・4・5限 (13:00-14:30, 14:40-16:10, 16:20-17:50)

まとめて一気に3か月分をメモ。

■ 5/12 tue(第5回)
地区調査報告書、発表1週間前(提出4日前)。
発表リハーサルを兼ねたディスカッションを自分達で自主的にやってみよう。 と、前もって言っておいたのだが、なかなか思うようには進まない。
最初の1.5時間はダラダラ。調査報告書原稿チェック。実測図チェック。2時間延長。

■ 5/19 tue(休講)
 Field Work調査発表会のはずだったのに…。 なんと新型インフルエンザのため「休講」。
 せっかく、締切りが近づいてきて、学生のテンションも上がってきたというのに、思わぬ肩透かしをくらってしまった。 調査報告書提出風景は、こちら

■ 5/26 tue(第6回)
 Field Work 調査発表会。 その後、後半戦・地区再生提案のスタジオ選び。 そして、打上げ。 
 調査発表会は「スタジオ対抗」といった感じのコンペティティブな雰囲気があって良かった。

 さて、後半戦のスタジオ分け。 我がスタジオは、前半戦の22人(男12女10)中、7人(男2女5)抜けて、1人(男1)が新規加入。計16人のスタジオで再出発することとなった。
 じゃあ、自分達で適当にグループ分けしておいてね。全部で16人だから4チームに分かれるように。よろしく! と言い残して、一人休憩に出かける。 トイレ行って、学食でコロッケパンとコーヒーを食し、おーいお茶の濃いのを買って、教室に戻ったところ何やら空気が重い。
 なんと彼ら [男5]、[男5]、[女4]、[男1女1]、の4チームに分かれている。アンバランスなことこの上ないし、2人チームじゃグループワークにならないから、さっさとなんとかしよう!と促してみるも、微動だにしない。 おいちょっと待て。男子5人くっついて、気色悪いぞ。[男5]×2チームから1人ずつ移動すれば済む話じゃないか?!という空気をかもしだしても、まだ動かない。
 無意味に時間が過ぎ去っていたところ、突如、勇気ある女子ヒロイちゃんが、[女4]から[男1女1]へと移籍します!と立候補した。えらいぞ! ただ、それでも、5人チームと3人チームが二つずつというバランスの悪さ。 結局、この問題は次週にまで、もつれ込んでしまう。

 もともと、この課題、課題書の中にちゃんと『4人でグループワークすること(5人は可、3人は不可)』と数年前までは明記されていたのだが、経年劣化でいつの間にかその記述がなくなっていた。 そのため、僕のような古株は4人か5人のグループにしようとするが、その辺りファジーなスタジオがあるのも否めない。 3人チーム、6人チームを認め出すと、マンパワーに開きが出来て、最終成果物の評価もいびつになる、と僕は考える。 この「経年劣化」、マイナーチェンジを繰り返すと本質を見失うという、よくある失敗例だ。詳細は忘れたが、何年か前の六本木ヒルズ自動回転ドア事故の一要因でもあったと思う。 マイナーチェンジが繰り返され続けると、当初のコンセプトや設計上のプライオリティが忘れ去られ、いろんな意味で「安き」に流れてしまう。

■ 6/02 tue(第7回)
 グループ人数問題は続く。 なぜ人数調整をする必要があるのか、5人チームと3人チームの戦闘能力の違い、合意形成にいたるまでの複雑度の違い、1人が病欠するとどうなるか、その他、を説明し、自己調整を促す。
 最終的には、[♂5]×2チームのうちの一つが、[♂3] [♂2]に分かれ、[♀3]が [♀1] [♀2]となって4人チームが二つでき、また[♂1♀2]のチームは新たに[♂1]が加入することで、これも4人チームとなった。ようやく「中身」の話に入れる。
 なんでこの程度のことが簡単に学生達自身で調整出来なかったのか、よくわからない。 グループワークとは、結局のところ、エゴの克服とチームへの貢献である。 あるいは、チームの目標達成のために徹底的にエゴイスティックになることじゃないだろうか。

 さて、中身。 先週出した宿題が4つ。
 1.1/10,000模型を作成する(地形を把握する) :達成率ほぼ100%
 2.1/10,000の計画案を検討する。(各自5案=A3・5枚) :達成率約60%
 3.面白いと思う「白黒表現」をコピーして持ってくる(各自3つ) :達成率ほぼ100%
 4.好きな街並みの1/10,000平面図をコピーして持ってくる(各自3つ) :達成率0%

 授業中に行った実習
 ・ブレインストーミング
 ・ブレインライティング
 ・コラージュ(1/10,000地図上に好きな街並みの図面を貼り付ける(未達成))

反省。 一度にたくさんの球を投げすぎた。一つ一つ投げないとキャッチできない。 言い訳になるかもしれないが、新型インフルによる休講が残念だ。 2週間で行うことを1週間に詰め込んでしまった。

■ 6/09-10 tue-wed(第8回)地区再生提案 中間発表会
6/9 tue
13:00- 西澤スタジオ(1チーム)
13:25- ムーサススタジオ(3)
14:35- 樫本スタジオ(4)
16:00-18:00 各スタジオ・エスキース

6/10 wed
13:00- 末包スタジオ(4)
14:00- 宮崎スタジオ(5)
15:20- 岡スタジオ(5)
16:30-18:00 各スタジオ別エスキース

1スタジオ1チーム25人で調査を継続中? クリエイティブだなぁ。

■ 6/16 tue(第9回)
 プレゼンテーション・ベースでエスキース。

■ 6/23 tue(第10回)
13:00-14:30 エスキース
14:30-16:00 個人面談
16:00-18:00 エスキース
18:00-20:00 Team Nと話し合い
20:00-22:30 dinner焼鳥(昨年度の学生M君の大学院志望理由書チェック)

……。 9時間半しゃべり続けた。

■ 6/30 tue(第11回)
13:00-13:30 A3提案書提出。
13:30-15:00 教員のみデザインルームにて採点。 
15:00-16:00 学生、デザインルームに入室。
  各教員、他スタジオ以外のチームにコメントしてまわる。
16:00-17:50 スタジオ別講評会
18:30-21:30 ジェフと焼鳥屋&200円バー。

■7/7 tue(第12回) 地区再生提案発表会。
 1位2位3位、全て女子チームが独占。
 発表会の後、TeamYとO君の話し合いに付き合う。 その後、「鳥貴族」にて軽く打上げ。4人+KK。

■7/14 tue(打上げ!)
樫本スタジオ3名、末包スタジオ(前半樫本スタジオ)1名、岡スタジオ1名(西澤スタジオより途中移籍)、ジェフリースタジオ2名、昨年の樫本スタジオ(現4年生)5名、という混成メンバーで打上げ。かなり盛り上がる。 4年生のS君とM君が、講評会をもっと面白くしろ!もっとエンターテインメントしろ!と教員チームに対して突っ込む。 頼もしくなったなぁ。

■8/5 wed 19:00-
O君ミーティング。 点数の説明、叱責、ヒヤリング、特別課題の提示。 
約2時間にわたる話し合いの後、近所のタコ焼き屋へ。 KKスタジオ第1期生H君とスペシャルゲスト3人で飲む。超豪華メンバー。

投稿者 Kohei_Kashimoto : 2009/08/26 Wed 19:15

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