2007年06月19日

関大 建築設計製図D 「地区再生」 第10回 中間講評会 2007/06/19 tue

関西大学 工学部 建築学科 3年生 建築設計製図D 
 火曜日 3・4・5限 (13:00-14:30, 14:40-16:10, 16:20-17:50)

13:10-14:00 樫本スタジオ・4チーム
13:00-14:55 ムーサススタジオ・4チーム
(休憩)
15:05-15:50 藤田スタジオ・2チーム
15:50-16:50 丸茂スタジオ・5チーム
(休憩)
16:50-20:00 スタジオ内ミーティング 

 今年は残業なしでいこうと思ってたんだが。。。


■ <TeamB>  
先週から少し成長。 短期プラン、中期プラン、長期プラン、という3つの戦略。 
ポイント: 子供は自分の街を自分で選べない。 意思決定は親御さん。 
子供をハッピーにするためには、まず親御さんから。

■ <TeamC>  
片山公園で何かしたいということだけが明確。 もちろん、自分がやりたいことをやることが大切なんだけど、自分がやりたいことを対象地区内の人々に押し付けてはいけない。 
 エゴを捨てること。 
そして、地域にとって良い計画とはなにか、チームに対してのより良い貢献とは何かを徹底的にエゴイスティックに追求すること。 ま、そんなことなかなか出来ないんだけどね。 頑張れ。

■ <TeamA>  
具体的な提案内容としては、「木戸門」 http://www.digistyle-kyoto.com/machiya/machiya11.htm のようなものを提示していた。 フィールドワーク、マッピング、その他の情報収集も頑張ってやっていると思うが、現段階ではまだ個々の発見した事柄や提案内容に関連性が見られない。 ここからが勝負。 
プレゼンでは、まず結論を。 逆三角形型の論旨展開にしよう。 7分間という縛りがあっても、最初に結論を言っておけば調整可能なはず。 

■ <TeamD>  
「ダイアグラム」を活用しよう。 パワポのスライドが文字ばっかりで、発表者がそれを読み上げてるだけだと、聞いている方は、ちょっとしんどいもんです。 


<<他のスタジオの発表に関するMEMO>>
■ ムーサススタジオ 
スタジオ全体として、JR吹田駅・阪急吹田駅の辺りのアクセサビリティをテーマとしている。 
方針がクリアなため、4チームとも実体的な提案にたどり着いている。 大き目の模型で立体的な検討も行っている。 が、個々のチーム独自の問題意識やテーマがあまり見えない。 最終講評会に期待。 

■ 藤田スタジオ
Team A: 古い道の再生、祭りによる街の活性化。  Cf. 御旅所(おたびしょ)
Team B:  水路を作る。 
 枯山水路地などのスケッチは魅力的。 土壁の色別マッピング分析も面白い。 

■ 丸茂スタジオ
USB:=Urban Small Building (:≠Universal Serial Bus) がスタジオテーマ。 
建築による地区再生提案。 個々のチームの独自性も感じられる。 


■ 感想
「対象地区の再生計画を提案せよ」という課題に対して、「自由かつダイレクトに答えましょう」、というテーマを当スタジオでは設定した。 
もともとスタジオ毎のテーマは各教官にお任せ、という話だったので、当初、「チェーンストア(コンビニ)を中心とした地区再生計画」とか、「豊かに縮小する地区再生計画(30年間で70%くらい(?))」などのテーマ設定を検討したのだが、最終的にはやっぱり学生に任せよう、主体的に設定してもらおう、という結論に達した。 
実際の街を歩き、実測し、地図や書籍やネットなどから情報収集・分析を行うことによって把握した地区像から、「何が問題なのか」、「何がテーマになりうるのか」、を自分達の頭で考え出すところが、この課題の醍醐味であり、一所懸命考えてもらいたいところである。 
これは、彼らにとっては、自由なようで難しい内容であり、また僕にとっては、彼らに深く考えてもらうため、様々な角度から忍耐強く喋り続けなければならないという状況を生み出している。 
あー、しんど。

■ 学生による授業評価アンケート (回収率17/18)
「面白い・良かった・充実してる」: 3   「火曜日以外も見て欲しい」: 2
「グループ課題は面白い&難しい」: 3  「その他(「実測がしんどい」など)」: 3  「特になし」: 6

投稿者 Kohei_Kashimoto : 2007/06/19 Tue 12:42

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