2008年05月19日

DYSON A-POC / 21世紀人 / ターナー賞 / Saskia Olde Wolbers

第3回企画展 三宅一生ディレクション 「XXI c. — 21世紀人」
"DYSON A-POC" / ISSEY MIYAKE Creative Room
 2008/3/30sun - 7/6 sun @ 21_21 DESIGN SIGHT
 http://www.2121designsight.jp/
 http://www.isseymiyake.dyson.com/

「モディリアーニ展」 / Modigliani et le Primitivisme
 2008/3/26 wed - 6/9 sun @ 国立新美術館 企画展示室1E
 http://www.nact.jp/
 http://modi2008.jp/

「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」
 2008/4/25 fri - 7/13 sun @ 森美術館
 http://www.mori.art.museum/jp/index.html

cf. 「MAMプロジェクト007:サスキア・オルドウォーバース」展 / Saskia Olde Wolbers
 2008/4/25 fri - 5/31 sat @ オオタファインアーツ
 http://www.otafinearts.com/

土曜の夜に駒場・渋谷で同窓会。建築学科2学年合同。1~4次会。18時スタート、28時頃脱出。 昔の六本木プリンスホテルへ。 もちろん10時のチェックアウトに起きれるわけもなく、延長料金を支払う羽目に。 二日酔いを引きずりつつ、東京ミッドタウン・新国立美術館・六本木ヒルズと美術館をダーっとまわる。
事前に展覧会の内容を確認していたわけでもなく、それほど期待していたわけでもなかったのだが、ISSEY MIYAKE Creative Room による "DYSON A-POC" の展示は凄かった。 

DYSONの掃除機を分解して各部品を取り出す。 その部品の一つ、あるいは二つ三つを組み合わせたモノの形状から、衣服の形状をイメージする。 そして、そのイメージされた姿をパターン=設計図に翻訳する。 設計図をプリントアウト・裁断し、1/5くらいのスケールの白模型を制作する。
展示会場にはまず、アイディアの元となった部品(群)と白模型が並べて10組ほど展示され、その奥には同じくDYSONの部品群で組み立てられたマネキン達と、それらによって纏われた実寸の衣服が展示されていた。

『既成概念の組み換えによる、新しい価値の創造。プロセスの連なりから生れ出るもの。』 という解説文が書かれていたが、まさにその通りで、極めてクリエイティブなプロセスが垣間見られた。 
成果物のクオリティもさることながら、このプロセスに参加したデザイナー達の訓練としても非常に効果的だったことだろう。 柔軟な発想力を獲得するための一手法として興味深い。 

2008年の春夏コレクション。2007年10月のパリコレで発表。 

投稿者 Kohei_Kashimoto : 2008/05/19 Mon 10:20

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